ヒルナンデス、満天★青空レストランで紹介されました!

ホロホロ鳥
おいしい上に安全を追求したこの農場ならではの飼育方法/称号にふさわしい「食鳥の女王」の味
おいしい上に安全を追求したこの農場ならではの飼育方法/称号にふさわしい「食鳥の女王」の味
 しっかりした味。それが薫製にしたほろほろ鳥の味の第一印象。薫製だから、直接塩を利かせるわけではないのに、このしっかり味。肉そのものが生み出すこの味は、調理されたそれよりも旨みが別世界。
そして身もしっかり。やや噛み応えのある薫製の肉身は、肉の旨みを逆にしっかりと舌に伝えてくれるんです。ほろほろ鳥の本場フランスでは「食鳥の女王」とまで言われるのも納得。その大きさからチキンやターキーと比較されますが、似て非なるものとはまさにこのこと。もう、ぜんぜん違う。別モノです。 しかもヘルシー。ほろほろ鳥の特徴と言われる「高タンパク」で「低脂肪」は、健康が気になる人とってはかなりうれしいはず。
でも、それだけじゃない魅力が、このほろほろ鳥にはありそう。深い味わいやヘルシーというのたしかだけど、それとはまた別の、食べてみて感じた「何か」がありそう。
とりあえず見なければ始まらないということで、生産現場「石黒農場」を訪れてみましょう。宮賢治の故郷、岩手県花巻市にある、花巻温泉のそのまた奥の人里離れた開拓地に、そこはありました。 加工場
天然の床暖房だからできる健康で安全なほろほろ鳥の飼育
ホロホロ鳥 今や農業もアウトソーシング、分業の時代です。
でも、ここ石黒農場では全部やります。いわゆる一貫生産。飼育から処理、そして加工、出荷まで、すべてこの農場で行われています。
ここで、こだわるがほろほろ鳥に食べさせる配合飼料。業者の製造工場のラインを一旦止めてきれいに掃除し、抗生物質やビタミン剤、成長ホルモンなどの入らない「無添加」な配合飼料をわざわざ作らせているんです。
飼育にかける日数もブロイラーの2倍の約120日とかなり丁寧。とにかく手間を惜しまないのが、石黒農場のやり方なんですね。
そして、何より見逃せないのがこの土地ならではの温泉の利用。実は鳥舎の床に温泉のお湯をパイプで巡らせて、自然の床暖房として利用しているんです。しかもこの温泉、農場の敷地内から湧き出ているので使い放題。だからコストを気にせずに、鳥舎の中を常に暖かく保つことができるんです。ちなみに、ほろほろ鳥は幼鳥の時には最低30度、成長でも20度の室温が必要。でも、天然の床暖房があるから、寒冷なこの土地でも、ほろほろ鳥を健康的に飼育できるわけです。
30年モノの特殊な薫製装置も食の安全へのこだわりの賜
  スモーク


 この温泉床暖房は、フンを常に乾燥させておけるというプラスアルファーな活躍も見せてくれます。実は湿ったままの鳥のフンは雑菌が繁殖し、鳥そのものが不衛生になりがち。その点、常に乾燥している鳥舎は衛生的なので、石黒農場のほろほろ鳥は、まさに健康そのものと言えるわけなんです。
さらに、石黒農場のこだわりは加工段階にも及びます。そのこだわりの逸品が薫製をつくるための薫製装置。通称「窯」。薫製といえば、桜などの木材を細かくカットした「チップ」を燃やし、その煙で直接燻すのが一般的。でも、ここの窯では煙をいくつかの特殊フィルターを通して、煙に含まれる有害なタールを除去します。薫製といえば茶色のイメージですが、ここで加工された薫製は色が薄い。でも、それはタールが付着していないことの確かな証なんですね。衛生的な飼育の元で育ったほろほろ鳥は、まさに健康でかつ安全と言えるんです。
妥協を許さない、生産へのこだわり。おいしい上に安全な石黒農場のほろほろ鳥の薫製には、いくつものキーワードが隠されたんですね。だからこそ食べてみて、あらためておいしいと感じられるのかもしれませんね。
text:長瀬 稔

  エネルギー タンパク質 脂質 カルシウム ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンC
ほろほろ鳥 105kcal 22.5g 1.0g 6mg 1.1mg 9mg 0.16mg 0.20mg 3mg
鶏生ひき肉 166kcal 20.9g 8.3g 11mg 1.2mg 40mg 0.1mg 0.21mg 0mg
※ほろほろ鳥/皮なし、生、可食部100g当り
※鶏/生、ひき肉100g当り

ご協力 盛岡市本宮 原田

有限会社石黒農場のレビュー

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