震災後ガソリンの入手が困難になりました。だから、移動手段は自転車と歩き。盛岡市内の自転車屋さんはフル稼働です。家に置いてあった自転車を修理して使う人。新しく購入する人が多くいるようです。
週末、実家に妹と自転車に乗って行くことにしました。私は甥っ子の自転車をかりて、久しぶりに走りました。前の日の雪が降るような寒い一日とはうってかわって、ぽかぽかの陽気に包まれています。車では入れないような小さな路地を走りながら、妹とたわいもない話。
久しぶりの自転車は、太もももお尻も痛くなっちゃうしでしたが、車が走っていないだけにさわやかな空気の中のサイクリングでなんだか楽しくなりました。
帰り道では、遠くから「ケーン」という鳴き声。盛岡にもいるんですよ、キジが。自転車を降りて、キジを観察してみたり。なんだか小学生の頃を思い出してしまいました。
子供の頃は家には車がなかったので、家族でどこまでもどこまでも自転車で走りましたっけ。
ほとんど車が走っていない道路の真ん中をすいすいこいで、横を見ると小さな手をとって歩くお父さんとお母さんの親子。3人で歩くのが楽しいという感じにニコニコ顔で歩いています。
なんかね、忘れてた風景がよみがえったって感じ。
もしかしたら、お店は24時間開いていなくってもいいんじゃない?近くのコンビニに行く時にも車を使うなんて生活しなくてもいいんじゃない?何でも売っているのが当たり前じゃなくてもいいんじゃない?なんかこんなのどかな生活も悪くないじゃないと思えて来たんです。
当たり前のようにどんどん便利な生活になって、それに慣れてきた私たち。でも数年前はそうじゃなかったもん。
今、沿岸の被災地の方々を思うとこんなのんびりとした時間を持つ事が申し訳ないような気もするけれど。
これからの生活は確実にかわって行くと思う。過ごし方がかわって行くと思う。うまく言えないけれど、そういう時間が流れる岩手。もともと岩手の人はのんびりだから、それはそれで魅力だよ。
あ、それと、甥っこと一緒に支援物資の仕分けを手伝いに行ってきました。甥っ子は高校生。他にも同級生が来ていたらしい。彼らはこれからの日本を引っ張って行く子。この震災の経験を通して自分で何ができるのか考えてる頼もしい若者達だよ。






