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お歳暮 2008 取り寄せスイーツ
  • 043 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■「一人が十万人の代弁者・マスコミ招待会」
    ●マスコミ招待会・企画の要点と効能

    【客観的視点のチェックマン】
     観光施設などにおいて、どんなに気働きの出来る優秀なスタッフがいても、常時お客様の視点で施設やサービスをチェックすることはかなり困難な事です。
     施設や備品などハード面に関する問題点、サービスというソフトの問題点をしっかり見抜いてもらい、かつ改善のプランまでご提案して頂けるのがマスコミ招待会です。
     マスコミの方々は常に読者、視聴者という厳しい目を背負っているので、施設やサービスを見る目も厳しく、肥えています。
     また招待会ということで多くのマスコミ関係者に来てもらえれば、均一な視点ではなく一人一人が独自の視点を持って多角的にチェックしてもらえるのもありがたいことです。たとえば観光施設にとって、同じ業界の旅行記者の視点も重要ですが、女性誌、スポーツ誌、カー雑誌、建築雑誌、ラジオ&テレビ関係者などに多数お越し頂いてご意見をいただければ、まったく新しい視線で施設やサービスをチェックしてもらうことが可能で、予想外の発見が得られます。

  • 033 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■「一人が十万人の代弁者・マスコミ招待会」
    ●マスコミ招待会・企画の要点と効能

    【マスコミ人、一人が十万人の代弁者】
     当然のことですが各メディアは、自らがターゲットとする読者や視聴者に向けて情報を発信しています。そして送り手である各メディアには多くのスタッフが働いています。通常マスコミと言えばそのメディアとそこに働くスタッフを言います。そしてメディアに対しての評価は情報の受手側の評判に委ねられています。評判は視聴率、発行部数、広告売り上げなど、はっきりとした経営数字で出てきます。つまりメディアとそこで働くスタッフはこれらの科学的な数字で評価されるわけですが、逆に考えるとこれらの数字を維持しているメディアのスタッフは、多くの受け手に影響力を持つと共に、それらの一般視聴者や読者の代弁者であるとも考えられます。この関係は選挙における政治家と有権者の関係に似ています。
     こういった理由から、メディアのスタッフに接する時は、ひとつの人格を持った人間として接するのはもちろんのこと、数万人、数十万人、数百万人の人々の代弁者として接する必用があります。あるいはそういった数多くの読者、視聴者に対する情報発信と意見収集ができる大きなアンテナとも考えることができます。
     こういう認識を踏まえて一人のメディアの人間の意見を真摯に聞くと、たった一人の意見を聞いただけで実に多くの集約された大衆の意向に耳を傾けたことになります。
    一人のメディアの人間はあくまでも主観で物事を判断しますが、その主観は科学的なデータによる大衆のメディア評価という厳しい現実に絶えず直面することにより、おおいに研ぎ澄まされ、実に多くのユーザーの意見を代表する客観に限りなく近くなっていくのです。 気が遠くなるほどのエンドユーザーの意見をマーケティングする手間を考えると、メディアスタッフとのおつきあいは実に効率の良いマーケティングと言えます。また、そういったメディアスタッフとの強いリレーションのパイプを確保出来れば、実に簡単に多くのエンドユーザーに情報を伝達できることとなります。

  • 023 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■「一人が十万人の代弁者・マスコミ招待会」

     重要な広報戦略の一つに「マスコミ招待会」があります。「招待会」というとすぐ上げ膳据え膳のご接待ツアーをイメージされる方も多いかと思います。つまり接待の見返りとしてなんらかの配慮をしてもらおう、良い記事を書いてもらいたいという下心が前提となった大名旅行です。こういう見返り期待型の接待旅行は、建設的で健康的な人間関係をもたらすものではありません。
     なかには接待旅行に慣れきってしまい、施設の説明や見学会にはいっさい顔を出さず、飲み、喰い、ゴルフなどの懇親目的のお楽しみ部分だけに顔を出す人もいます。さらにひどい例では部下に届いた招待状をチェックし、お楽しみ部分が多い招待会だけ参加するような失礼な輩がマスコミの世界にはたくさんいることも事実です。また、旅行業界のように仕事、接待、プライベート、心からのおもてなし、過剰接待の線引きがはっきりせず、真面目な人には戸惑いが多く、狡い人にとっては非常に美味しい業界もあります。
     このように、やりかたによっては大きな誤解を招きかねないマスコミ招待会ですが、しっかりとリスク部分を認識して、健全な態度ではっきりとした目的意識をもって開催すればこれほど有効な広報手段はありません。
     要は主催する側に毅然とした姿勢があれば、悪徳代官と不正商人のような関係は払拭でき、マスコミにとっても施設側にとっても有意義で健全な招待会が開催できると思います。
     以下に、マスコミ招待会開催の際、主催者側が企画の要点として注意すべきことと招待会の主な効能をあげて解説します。こういった点に充分注意して、広報戦略として重要なマスコミの招待会是非有意義なものにして頂ければと思います。

  • 013 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■「対面して学ぶ・寿司屋の法則」

     とある有名スキー場で実際におこった面白い教訓話をご紹介しましょう。そのスキー場は経営に対する取り組みが非常に真摯なものがあり、長年に渡り細かいデータ蓄積しかなり丁寧な経営分析を行ってきました。
     スキー場入場者の券種別の販売データはもちろんのこと、年齢別、性別、時間帯別の分析にも時間をかけマーケティングの分析に大きな自信を持っていました。
     ある時、経営陣は数字上のデータから稼ぎ時の週末の午前中、それも8時半から10時半の間の売り上げが横ばいであることに気がつきました。営業本部を中心とする対策会議が何度も開かれ、時代の推移、余暇時間の変遷、ライフスタイルの変化など、科学的かつ熱のこもった意見交換がくりひろげられました。
     営業本部を中心とする経営陣の結論は、土曜日の午前中の伸び悩みについては「週休二日の浸透により金曜日の飲酒が増え土曜日の午前中の集客に影響を及ぼしている」日曜日の午前中に関しては、土曜日と同様の理由の他に「高速リフトの設置により輸送能力が格段に向上したにもかかわらず、スキーヤーの体力はそれほど向上しておらず、普通の家族連れが丸一日滑り続けることはほとんどなく、平均して半日程度の滑走時間となっているため午後からの来場が多い」という結論でした。
     この結論をうけて、体力の無いサラリーマンや家族連れのために「午前券」「午後券」という半日券が売り出されました。この券は大きな反響を呼び、人気のある券となりましたが、全体としての売り上げはほんの少し上向いた程度でした。そして、そもそもの課題である週末の午前中の入り込みは横ばいのままでした。
     週末の8時半から10時半の入り込みに関する対策の回答が得られないままスキーシーズンは過ぎていきました。このままシーズンは終わってしまうのかと思われたとある三月の日曜日、思いがけないところからその回答は発見されました。
     多忙な休日の現場をヘルプするために、営業チームはレンタルスキーやレストラン、駐車場に補充要員として出向いていました。そんな中、駐車場で車の整理を手伝っていた営業マンは、慣れない仕事に四苦八苦しながら駐車場をかけまわっていました。
     その営業マンは駐車場の仕事を単純作業として簡単に考えていました。ところがそこには色々なノウハウがあり、高度な判断力と機敏さが要求される職場だったのです。限られた敷地になるべく多くの車を駐車させるためには、車と車の前後左右の駐車スペース、つまり車間が適度なものでなければなりません。狭すぎればお客様に不便をかけますし、広すぎては全体の駐車台数が少なくなります。つまり駐車の車間は、直接サービスと売り上げに響く大切な要因であるわけです。
     しばらくするとその営業マンは、駐車場の責任者に車の誘導について注意されました。その営業マンは不慣れな上にもともと運動神経が鈍い方で、車の誘導に関してスピーディーさに欠けていました。
     駐車場の責任者は約200メートル先の車を視認し、自分のすぐ側に誘導するまでは焦らなくて良いが、車が速度を緩めて自分の手前約5メートルのところに接近してから完全に停車するまでの時間を、10秒以内で誘導するようにその営業マンに指示しました。
     この朝の駐車場での出来事を、その素朴で運動神経のない営業マンは昼食時に営業部長に話しました。
     そしてその営業部長は思いました「答えは現場にある」と、、、。

     読者の方々はもうお気づきになったと思いますが、このケースの場合一つの進入路から一人の駐車場係が誘導できる車の数は、すごくスムーズに誘導して一台10秒、1分に6台、1時間に360台が上限ということになります。つまりどんなにスキー場にお客様が来ても、集中する時間帯はそれ以上の入り込みは期待できないということになります。これが八時半から十時半の間の入場者が伸びない根本的な問題だったのです。
     この例での一番の問題は、営業本部を中心とする経営陣は頭が良すぎるせいか、お客様と対面する現場に答えを求めずに、市場分析に問題解決の糸口を探ろうとしてしまったことです。頻繁に多くの経営コンサルタントが陥る罠です。
     もちろん市場分析も重要ですが、ほとんどの企業の問題は現場に答えが隠されています。
     この駐車場の例のようにお客様との会話があまりない現場でもこういった答えが転がっていますので、お客様との接触や会話が多い現場にはさらに、経営上重要な問題解決の糸口がゴロゴロ転がっているというと言えるのではないでしょうか。

     皆さんは全国で一番多い飲食店の種類は何かご存じでしょうか、ラーメン店でしょうか?ファミレスでしょうか?実を言いますとその答えはお寿司屋さんです。
     日本人の魚好きが寿司屋が多い理由の第一としてあげられそうですが、どうも理由はそれだけではなさそうです。長い寿司屋の歴史を辿りながら、私なりにその理由を考えてみましたが、私の結論は「お客様に学ぶということでした」寿司屋は絶えずお客様に対面して進化し続けています。この対極がホテルのレストランなどです。お客様がテーブルに座りウェイターがサービスする、調理人はお客様の目に見えない奥でごそごそやっています。世の中の飲食店のほとんどがこのパターンですが、これではお客様の声が調理人に届くとはまず思えません。
     寿司屋のカウンターは真剣勝負です。対面するお客様の言葉による評価以外にも、微妙な態度の変化や言葉の弾み具合などで、寿司職人はオンタイムでお客様の評価を受けます。
     これは調理人にとって非常に厳しいことであり、向上心のある調理人にとっては望むべきシステムなのです。供給する側と需要側が対面する、そしてそこから学ぶ、これ以上の学習の場、マーケティングの場はないでしょう。江戸時代から現代に至るまで、冷蔵庫がなかった時代から、寿司が回っている現代まで「対面してお客様から学ぶ」寿司屋の姿勢は変わりません。だからこそ寿司屋は普遍的で廃れないのです。
     このようにスキー場の駐車場でもお寿司屋さんでも、お客様との接点、対面の場に経営のヒントが隠されています。広報の場合でも同じ事が言えます。クリエィティブの現場、取材受け入れの現場、プレス発表の現場など、色々な現場にポジティブに向き合ってこそ、個人と組織の進化が生まれます。

  • 282 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■「誠心誠意お世話させて頂きます。フルアテンドの効用」
    ●取材、番組制作におけるトラブルの原因

    ①タイアップなどの場合で、制作サイドに問題がある場合
     本来なら監督とプロデューサーが映像のイメージや構成などをしっかりと施設側に説明した上でタイアップをとればよいのですが、監督も制作プロデューサーも大変忙しくなかなかそこまで手が回りません。そこで、たいていの場合タイアップの交渉などは、制作プロデューサーの下にいる制作部のスタッフが行う場合が多いのが現状です。制作部のスタッフが監督やプロデューサーの意図をはっきりと理解して、誤解が生じないように明確に撮影内容を受け入れ側に説明した上でタイアップをとれば何の問題も無いのですが、説明が不十分ですといざ撮影本番になってから様々な問題が発生します。また制作部のスタッフが充分な説明を行っていても、わがままな脚本家や監督が突然、映像のイメージを変えることもしばしばあります。こうなると制作部は振り回され、受け入れ側に対して変更事項のていねいな説明もおざなりになり、当初の約束も反故にされることとなります。結果、ホテルのロビーを舞台にしたラブシーンが、いきなり愛憎渦巻くドロドロとした殺しのシーンになり制作側と受け入れ側が対立するというケースに陥ります。

    ②番組制作などの場合で、受け入れ側の施設サイドに問題がある場合
     受け入れ施設側に問題がある場合は大きく分けて三つのケースが考えられます。一つ目は受け入れ側が取材の受け入れに慣れておらず、制作サイドの要望に要領よく応えられない場合。二つ目は制作サイド、受け入れ側の意思疎通の確認が未完全な場合です。この場合はどちらか、もしくは両方の窓口が複数になってしまっている場合多いようです。窓口の一本化でおおよその問題は解決されます。三つ目は、受け入れ側の現場、広報、経営トップのコンセンサスが充分でない場合です。作品作りというクリエィティブの現場では、一人一人の観念が違うため書面などの理屈上の伝達では、充分な理解を得ることが難しく、間に入った広報マンがやっかいな立場に追い込まれるケースが間々あります。これは残念なことですが、永遠に解決できない広報の苦しみかもしれません。トラブルではなく乗り越えなければならない広報マンの苦行かもしれません。

    ③番組制作などの場合で、広告代理店やスポンサーに問題がある場合
     たまにですがスポンサーや広告代理店が現場に顔を出す場合があります。スポンサーは当然のことですが、制作費と電波料の総てを自分が出しているという自負があります。広告代理店は制作現場の苦労を知ってはいるものの、立場的には絶えずスポンサーの顔色を伺わざるをえません。制作プロデューサーはなにしろ相手は仕事の発注元ですから、当然スポンサーや代理店には頭を下げます。ところが施設側は、スポンサーや代理店には何の負い目もなく、世話になっているわけでもありません。むしろタイアップという形で制作に協力しているいった意識をもっている場合がほとんどです。つまりスポンサー、代理店、受け入れ側の施設の三者には、相手に対する政治的力関係の認識に大きなズレがあります。
     こういう立場の人達が現場に一同に会してしまいますと、てんやわんやの大騒ぎになってしまい、どんな問題が起きるかまったく想像できません。
     こういう状況はそうなる前に回避しなければなりません。できるかぎり三者の鉢合わせを回避することです。これは広報マン、制作プロデューサ、局プロデューサー、広告代理店の四者の事前の仕事と言えます。