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お歳暮 2008 取り寄せスイーツ
  • 272 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■「誠心誠意お世話させて頂きます。フルアテンドの効用」
    ●取材、番組制作におけるトラブルの原因

      一般の取材からタイアップによる番組制作まで、マスコミ受け入れの現場には様々な問題が発生します。マスコミ側の取材記者、プロデューサー、監督、制作スタッフ、受け入れ側の経営者、現場、マスコミに直面する広報マン、それらのどの立場にも正義があり、事情があり、主張があります。それぞれの思惑が交錯し、遠慮の無い主張が始まれば必ずトラブルが発生します。一番多いのが受け入れ側の現場のスタッフが「何でそこまで親切に応対しなければならないの?」と応対に関して少しの疑問と怒りを抱くパターンです。この気持ちが現場に芽生えてしまうと、時すでに遅しで、取材記事に少々の悪意が練り込まれたり、タイアップの番組に充分な露出が得られなかったりということになります。
     自社が大きな過失を負ったトラブルに巻き込まれたり、悪意のある取材を受け入れたりといった特殊なケースを除いて、マスコミ受け入れ時のトラブルの原因にはだいたいのパターンがあります。広報マンがフルアテンドという非常に献身的なお世話をしても陥りやすいトラブルのパターンを、タイアップによる番組制作の場合を例に紹介しておきましょう。ここでは便宜上三つの立場に分けてそれぞれの立場に起因するトラブルの原因を説明しています。
     どんなトラブルの場合でも広報マンは直面する当事者の立場から逃げることが出来ません。それぞれの「立場」を理屈ではなく、人間の情として理解して取材を受け入れ行動することが求められます。
     場合によっては昼の「ロケ弁当の具」一つで、人間の気持ちが変わることもあるのが現場です。

  • 262 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■「誠心誠意お世話させて頂きます。フルアテンドの効用」
    ●フルアテンドの効用

    アテンドの原義は「世話をする」の意味です。それにフル=「充分な、完全な、最大限の」をつけるとフルアテンド=「最大限の世話をする」ということになります。
     企業にとってマスコミの取材を受け入れるからには、悪いことは書いて欲しくありませんし、良い部分はなるべく露出して欲しいというのが本音です。そのためには取材に自社を訪れたマスコミの方には、最高の取材環境を提供し気分良く仕事をして頂くのが必用かつ充分な条件となります。
     それは上げ膳据え膳の過剰接待をしろということではありません。マスコミは記事や番組を作り上げるために取材に訪れているわけであって、遊びに来ているわけではありません。飲み食いゴルフなどの過剰接待で時間をとられることは本望ではないのです。いかに完成度の高い記事や番組を作るかが取材の目的であり、そのサポートが広報マンの最重要の仕事となります。具体的には記者が書きやすいようなデータを効率よく提供し、カメラマンが映像を撮りやすい状況を速やかに段取りするということです。その事が最大限のお世話なのです。そしてそういった微に入り細にいったお世話をするためには、取材にお越し頂いた時からお帰りになるまでのすべての時間をサポートする必用があります。フルアテンドとは「最大限のお世話をする」プラス「なるべく多くの時間を割いて対応する」という二つの意味を持ちます。
     人生には色々な出会いがありますが、一つの仕事を共同して成し遂げるチャンスに恵まれることほどすばらしい出会いはありません。取材をする側される側という立場の違いはあるものの、一つの番組や記事を作り上げるために両者は努力しているわけですから、共有した時間の重みははかりしれないものがあります。せっかく訪れた取材記者を放っておいては何も生まれません。
     ここまで書いてしまえば賢明な読者の皆様は、広報マンと取材に訪れたマスコミの人間ができるだけ一緒の時間を共有し、取材に伴う苦労を共にすることがいかに有益なことか想像するに難くないと思います。
     フルアテンドはマスコミ受け入れの基本です。

  • 252 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■ 「魚心と水心・広報の劇薬?タイアップの効用」

    ①クライアントが番組の提供スポンサーということで広告代理店にお金支出します。そのお金は放送局の営業部が取扱い、大きく分ければ電波料と制作費に分割されます。

    ②このうち制作費を放送局長が管理しプロデュサーに振り分けます。放送局のプロデューサーは局プロと呼ばれます。局プロはいくつか番組を抱えており、それぞれの番組ごとに制作費を管理し放送局の制作窓口となります。

    ③ほとんどの番組制作は、局プロデューサーから制作会社にに丸投げされます。制作費は放送局が何割か抜いた上で番組毎に予算化され制作会社に渡されます。丸投げされた制作会社は番組毎に担当のプロデューサーを付けます。このプロデューサーは放送局のプロデューサーとは別に制作プロデューサーと呼ばれます。

    ④この段階で番組制作の実質的な責任者は、制作会社の制作プロデューサーということになります。制作プロデューサーは監督や脚本家の人選(局から制作丸投げの場合)はもちろんのこと、予算管理も含めて番組制作にかかわるすべての事に責任をもちます。余談ですが、実質的な流れは上記のようにストレートな流れなのですが、実際には有名脚本家や監督を使うとなると、企画段階から脚本家や監督が大きな力を持ち制作会社を選ぶ場合もありますし、広告代理店と手を組んで放送局を選んだりする場合もあります。いずれにしろ予算の管理はこの制作プロデューサーがすべて責任を持って行います。つまり、制作費を低く抑えればその利益はすべて制作会社に残り、予算をオーバーすればそれは制作会社の負担となります

    ⑤そこで優秀なプロデューサーは、あれこれ制作費を節約する方法を考えます。一番無駄な経費は交通費ですから、当然首都圏でロケを済ませたいと考えます。また、スタジオで大がかりなセットを作るのも金がかかりますのでこれもパスしたいと考えます。さらに、あまりにも映像にこだわる監督を使うと、レールやクレーンなどの大型特機に金がかかり、さして視聴率には影響のないところでお金が出ていきますので、そういう監督は敬遠しようと考えます。こういった色々な要因を考えて制作プロデューサーは予算を削ろうとします。厳しいプロデューサーは昼の弁当(ロケ弁当)の予算さえ10円単位で節約しようとするような人もいます。
     早い話、無名のタレントを使って人件費を抑え、あまり映像にこだわらない監督を使って備品や段取りの手間をはぶき、なるべく首都圏近郊でロケを行えばかなりの経費が浮く事となります。 
     要領の良いプロデューサーはさらに美味しいことを考えます。それがタイアップです。たとえばロケ地に瀟洒なホテルなどがあり、ヒーローとヒロインの出会いがそのホテルという設定にして、ホテル側の協力、つまり4~5日のスタッフのアゴ(食事)マクラ(宿泊)の提供してもらえば、宿泊費と食事がまるまる浮く勘定になるわけです。

     以上がタイアップを求める側の思惑です。逆にタイアップを受け入れる側にとっては、莫大な経費がかかる全国放送の15秒や30秒のスポットCMを流すような経営体力が無い小さな施設でも、宿泊や食事というわずかな原価ベースの支出だけで、全国区で宣伝できるわけですから、はかりしれないメリットがあります。
     結果両者のニーズは一致し、旅もののサスペンスドラマがどんどん増える一因となっています。
     タイアップの有効活用は特に観光業界では、事業成功の大きな秘訣と断言してもかまわないほど大きな要因と言えます。

  • 242 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■ 「魚心と水心・広報の劇薬?タイアップの効用」

    【タイアップの仕事の流れと仕組み】
     番組制作に関わるお金の流れに沿った指示系統はだいたい下記のようなラインになります。
    「クライアント→広告代理店→放送局営業部→放送局制作部→制作局長→局プロデューサー→制作会社プロデューサー→制作部→各部門の制作スタッフ」この流れを各ポイントで解説すると。

  • 232 月

    第二項 【マスコミ・受け入れ編】
    ■ 「魚心と水心・広報の劇薬?タイアップの効用」

     宿泊施設、観光施設、交通機関それに行政の観光担当の方々に良く質問されるのが「マスコミとのタイアップのポイントは?」「取材や番組制作を受け入れた場合、いったい何処までつき合えば良いのか」というご質問です。
     メーカーや流通業界の広報の方々はピンとこないかと思いますが、自社施設や設備を持っている観光業界では「タイアップ」ということで、いろいろな取材や番組への制作協力のお話しが舞い込んできます。
     タイアップとは事件や話題があってマスコミが一方的にやってくるのではなく、あくまでも記取材や番組制作のために、何らかの負担を受け入れ側が了承し、その対価として施設や施設名を露出してもらったりなどして宣伝するという仕組みです。宿泊施設や観光施設にとってタイアップの上手な活用は、事業の正否を分ける境界線とも言える大切な広報手段です。その取り組み方によって施設の知名度は、素人考えでは予測できないほど大きく違ってきます。
     タイアップには立場の違いにによって色々な思惑が絡んでいます。ここでは番組制作におけるタイアップの流れを説明することにより、ちょっと複雑なタイアップの仕組みとタイアップを要請してくる制作サイドの下心(笑)を皆さんに理解して頂き、日常の広報活動において効果的なタイアップの仕掛けに役立てて頂きたいと思います。