まがりや.net ブログ

お歳暮 2008 取り寄せスイーツ

Archive for 7 月, 2009

出産の話

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1週間程前、牛の出産があった。

出産は春先に集中させているものの、

2〜3頭は毎年、ちょこっと時期がづれる牛がいるものだ。

今回は、出産予定日2週間前の牛で

放牧中に独りで産み落としていた。

その日はヨーグルトの製造日で、

草地で「母子」が睦まじく並んでいる姿を遠目で見て

「なんだろ、あそこのちっちゃい黒いヤツ。

 野犬〜?いやいや、産まれてるううう〜〜〜!!」と言った

具合だった。

母は生まれた子を綺麗に舐めて、初乳を与え、

子は母の温もりを感じて、一生懸命に立っていた。

「母性の強い母やね。無理に引き離すより

 一緒にしておいた方が、反って安心やな。」

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その日の夕方、冷たい雨が降り出した。

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心配になって見に行ったら、

ちゃんと、母は子を連れて木陰に避難していたので、

子牛は雨にあたる事無く、やはり、睦まじく立っていた。

「さすが、母だよね。立派だよ!」

・・・その日の晩の事。

なぜか、母牛だけが牛舎に戻って来たのだ。

どこを見渡しても、子牛の姿が見えない。

母はケロリとした様子で搾乳されている。

「あれ!?子供は!?どうしたの!?」

と牛に問い詰めたトコロで、返事はない。

もしかしたら、溝にはまったり、川に落っこちたり

死んでしまったのだろうか・・・。

不安がよぎる。

次の朝、シトシト雨の中、夫も妻も必死で「子牛ちゃん」

の捜索をしたが・・・・

・・・見つからなかった・・・。

推測だけど、どこかに落ちたりして死んじゃって

それを、キツネか熊がお家に持って帰っちゃったんだろう、と・・・。

三谷家に暗い空気が漂う。

「放任主義もここまでくれば、犯罪だ・・・」

「死体すら見つからないからな〜。和牛の種付けてたから、

 キツネのヤツ、今頃ウハウハやろうか・・・。熊かも・・。」

ところが、2日経った朝、

なんと母牛が子牛を連れて牛舎に戻ってきたのだ!!!

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物凄い元気いっぱいの子牛!

「お前、死んだんじゃないのか!?」と思わず叫んだ。

同時に、涙が出てきた。

「お、お、おかえりいい〜〜・・・!!!」

って涙が出た。

近所のお爺さんに、この話をしたら

「母牛は、隠してたんだべ。昔はよくある話だったんだよ。

 人がどんだけ探したって、見つけれね〜トコに母は隠すっけよ。

 野生の動物ってそうだもんな。」

との事。

サバンナの動物がよく、そうしているように

我が家の牛も

「お母さんが戻ってくるまで待っててね。」と言ったのだろう。

そして子牛も

「お母さんじゃないヤツが来た!」と息を潜めていたのだろう。

我が家の牛達の素晴らしさを実感する出産だった。

「牛達」は飼育されているようで「生きている」のだ。

牛達に教えられる事は本当に多い。

我が家の牛達って、かっこいいな〜。

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7 月 27th, 2009

折爪岳の蛍

今朝から、激しい雨が降っていた。

「今日はやっぱり、駄目かな〜・・・」

長男が窓の外を眺めている。

1週間ほど前に、梅ちゃんファミリーと

折爪岳の蛍を観に行く約束をしていたのだ。

「蛍って何??」

「光る虫だよ」

「シンケンジャーみたいに、ビュ〜ッて光る??」

とこの日を殊更に楽しみにしていた三谷家である。

一応、早々に牛舎仕事を終わらせて

梅ちゃん宅に向かった。

空はドンヨリと曇っていたが、

一応、蛍ツアーに出発・・・

20時30分に車で折爪岳の山頂に着き

「これより先 蛍観察中」という通行止めの看板付近に駐車して

徒歩で山道をテクテク行くと

暗闇の中を

ぽ〜・ぽ〜っと

粒ほどの光が浮かび上がる。

「ほっほっほたるだあああああ〜〜〜〜〜!!!」

と大感激!

懐中電灯や携帯電話の灯りがついていると

蛍が警戒して光らないそうで、

真っ暗闇の遊歩道を探りつつ進みつつ

無数の光を楽しんだ。

プラネタリウムのようだった。

綺麗な環境下にしか生息出来ないという蛍が

二戸には沢山いる。

「我が町自慢」な気分♪

梅ちゃんファミリーは

地元のイイトコロを沢山教えてくれる温かいご家族で

それがまた「地元のイイトコロ」である。

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7 月 19th, 2009

飛び込み女子大生

6月30日

我が家に福島農短大の女子大生がいらっしゃいました。

この子・・・愛おしい!!!

三谷妻も夫も、

この女子大生に異常な愛を感じてしまった。

なぜなら、このMちゃんは

「将来、放牧酪農をしたいんです。そして、出来れば

 加工品もやってみたくて・・・

 三谷牧場さんを見学させてもらえませんか??」

と、ある日突然電話して来たのだ。

かつて、大学生だった妻も夫も

酪農がやりたい!という一心で

図々しくも各地の農家さんの門を叩いたのだった。

「押しかけ女房」ならぬ「押しかけ研修生」だった。

だから、なんだか、そんなMちゃんが

過去の自分とリンクしてしまい

お電話でお話したでけで

「愛おしい〜」と、快くお迎えしたのでした。

Mちゃんは、本当に牛が好きで

大学で自分が担当している牛の話をずっとしてくれた。

自分のしているお仕事に興味を持ってくれるって

とても嬉しい事なのだな〜って

初めて分かったような気がした。

Mちゃんのような20歳は稀な存在だろうと思い

「珍しいねって、よく言われるでしょ?」と問うたところ

(かつての自分はそう言われた・・・10年前)

なんとも意外な答えが返ってきた。

「そんな事もないですよ。だって、私の行ってた

 農業高校は倍率4倍だったんですよ!結構、います。」

自分達の知らないトコロで、農業は密かなブームを

巻き起こしているのだろうか・・・?

まさか、未来の「トレンディードラマ」は

「農業ラブストーリー」中心に成り得るのだろうか?

「それってさ、私達ってば憧れの職業って事になるのかな〜♪」と

無意味にウキウキする妻でした。

Mちゃんの将来がとても楽しみです。

7 月 5th, 2009