
5月20日
例年より2週間程遅れての「牛の放牧開始!!」
今年は待ちに待った・・・この瞬間を・・・!!!
この春、なかなか気温が上がらず、
牧草の成長が遅く、三谷家は毎日のように
「早く育て〜〜〜!!!」と念仏を唱えておりました。
そして、ようやく牛達にお召し上がり頂けるか
という段階になったその日・・・
岩手県滝沢村で放射能が検出されてしまったので、
広域では同地区に当たる我が家も
「放牧自粛」通達がきてしまったのでした。
長い人生、何があるか分かりません。
そして、今度は奥中山地区で検査があり
不検出という結果を頂いたので、
20日に「自粛解除」と相成ったのでした。
牧草は、伸びすぎると駄目なんです。
牛が食べる前に、踏んずけちゃって、
食べなくなってしまうのです。
たかが1週間の遅れは、結構致命的。
三谷家は毎日のように
「早く育つな〜〜〜!!!」と念仏を唱えておりました。
矛盾、掌返し、なんとでも言ってくれ。
そのお陰か、神のご加護か
今年も無事に放牧を開始する事が出来ました(ふう〜・・)

牛達も大喜びです。
今年初めて出る若い牛は
興奮して、しばらく全力疾走しました。
さすがに7歳になる古株達は
堂々としたものです。
1頭だけ、「ハイカブリちゃん」は古株でお局ですが、
なぜか懸命に土を掘っていました。

濛々と立つ砂煙・・。
一心不乱でした。
夫は
「何やってるんだ!?土を起こすな!!
畑が荒れる〜〜〜ひいい〜〜〜!!!」と
慄いておりました。
今年の初放牧も大変面白かった。
5 月 23rd, 2011Posted in
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遅ればせながらの春うらら。
奥中山にもやっとこ桜が咲き始め
牧場のいたる所で「山菜」が採れるようになりました。
フキノトウから始まる
春の山菜前線は、
こごみ、葉わさび、うるい、行者ニンニク・・・と
続々と登場してくるのだ。
この時季、釜石さんと子供達は
ビニール袋を片手に山に入り、
10分程すると、袋いっぱいの山菜を採って来てくれる。
今日は葉わさび。
葉わさびは
葉の部分にも辛味があり、葉をおひたしにしたり、薬味に使ったりするのだが、
今日の葉わさびは、根っ子ごとだった。
直径1cm程の根っ子は摩り下ろすと、まさに天然の山葵!
ピリッと背筋から鼻に突き抜ける辛味と清々しい香。
辛いのに、後味が甘い。
天然モノだけが持つ力強さと優しさがある。
「これだけの根っ子になるのに、10年はかかるっけよ。」
というから、貴重極まりない代物である。
釜石さんは普段から子供達に何度となく
「山菜は根っ子から採ったら駄目だっけよ。
来年見れねくなんだっけよ。」
と優しく教えてくれている。
来年の為に、少しだけ残しておくと
また同じ場所で再会できるのだ。
釜石さんは、今回根っ子から葉わさびを採った。
でも、ちゃんとそこに
株分けした葉わさびを植えていた。
丁寧に、1つ1つ並ぶ葉わさびの株。
釜石さんは自然との共生の仕方を
子供達に伝授してくれる。
「釜石流エコポイント」やはり見逃せません。
5 月 11th, 2011Posted in
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5月1日 9時〜15時
場所 盛岡市 内丸緑地公園(桜山)
お花見フリーマーケットを開催致します。
こちらは、フリーマーケットへの出展料の一部を
復興支援の為の支援金にさせて頂くお祭りです。
主催者は盛岡市菜園のイタリアンレストラン
「イルコンプレアンノ」のお2人とそのお友達だ。
岩手県内陸部に住む人間は、特に目立った被害は
少ない地域だった。
でも、多くの知人友人が沿岸地域に住んでいたりして
「とにかく何かしなくちゃ!」という気持ちでいっぱいだった。
でも、実際何をすればいいの?
という壁にもぶち当たった。
近くに住んでいるだけに覚える焦燥感。
このイベントは、そんな気持ちを形にして
皆が参加できるようにしたモノ。
最初は小さな声がけから始まって、
「それなら、俺も参加するよ!」という
多くの方々が、ドンドン協力してくれて、
今日のお祭りは、活気溢れるイベントになる。
当日の会場には
岩手県出身プロアーティスト
「Ryuden〜龍伝〜」の佐々木龍太さんや
「エルスカンク」さんなどが
チャリティーコンサートを開いてくれたり、
岩手大学郷土芸能研究部の方達の
「盛岡サンサ踊り」などが繰り広げられるそうです。
皆さん、自主的に出演を希望して下さったようです。
1人1人の気持ちを形に出来るイベントが
実を結びますように。
今日は生憎の雨という予報ですが、
へっちゃら魂で頑張ってもらいたいです。
お時間がある近隣の方、
楽しいイベントです。
ぜひお出かけ下さいませ!!!
4 月 30th, 2011Posted in
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5月1日 9時〜15時
場所 盛岡市 内丸緑地公園(桜山)
お花見フリーマーケットを開催致します。
こちらは、フリーマーケットへの出展料の一部を
復興支援の為の支援金にさせて頂くお祭りです。
主催者は盛岡市菜園のイタリアンレストラン
「イルコンプレアンノ」のお2人とそのお友達だ。
岩手県内陸部に住む人間は、特に目立った被害は
少ない地域だった。
でも、多くの知人友人が沿岸地域に住んでいたりして
「とにかく何かしなくちゃ!」という気持ちでいっぱいだった。
でも、実際何をすればいいの?
という壁にもぶち当たった。
近くに住んでいるだけに覚える焦燥感。
このイベントは、そんな気持ちを形にして
皆が参加できるようにしたモノ。
最初は小さな声がけから始まって、
「それなら、俺も参加するよ!」という
多くの方々が、ドンドン協力してくれて、
今日のお祭りは、活気溢れるイベントになる。
当日の会場には
岩手県出身プロアーティスト
「Ryuden〜龍伝〜」の佐々木龍太さんや
「エルスカンク」さんなどが
チャリティーコンサートを開いてくれたり、
岩手大学郷土芸能研究部の方達の
「盛岡サンサ踊り」などが繰り広げられるそうです。
皆さん、自主的に出演を希望して下さったようです。
1人1人の気持ちを形に出来るイベントが
実を結びますように。
今日は生憎の雨という予報ですが、
へっちゃら魂で頑張ってもらいたいです。
お時間がある近隣の方、
楽しいイベントです。
ぜひお出かけ下さいませ!!!
4 月 30th, 2011Posted in
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行きつけのお洋服屋さん。
盛岡市開運橋のふもとにある、小さなお店だ。
フランスのお洒落な通りの名前を拝借したようで、
その名にふさわしく、店内もとってもキュートである。
なぜ、妻がそのお店に通うようになったのか。
それは、このお店から来るダイレクトメールにある。
なんと、このお店のDMは、
全て手書きなのだ。
パソコンでチョチョイのチョイで
作れるこの時代にあって、
彼女(1人しかいない店員Sちゃん)は
お客様1人1人の雰囲気に合わせた模様を描き込んで
1つ1つ、丁寧に手書きするのだ。
妻は、我が家の乳製品を注文して下さった
お客様には必ず手書きでお手紙を添えるようにしている。
心が届くような気がするからだ。
これは、印字では伝え辛いモノのような気がする。
だから、Sちゃんが書いてくれたDMが
心にグッと響いたのでした。
便利な世の中であっても、
手作りの魅力は、特別な存在だ。
もちろんDMだけではない魅力が満載だから
「常連さん」になった。
添えるお手紙が多い時は、手が痛くなる。
きっとSちゃんも、手が痛くなり、
たまに手首をヒラヒラ返しながら、
一生懸命描いてくれているのだろ。
そんな温かいお店がある事がとても嬉しい。
Etienne Marcel
盛岡市大通3−6−12
開運橋センタービル1階102
4 月 29th, 2011Posted in
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「金のヨーグルト」
7年前、妻が命名した。
ヨーグルト上部にあるクリームラインが、
青草のカロテンを豊富に含む事で
綺麗な黄金色になる。
これは、ジャージー種だからでもあり、
放牧により青草を食べているからでもあり、
牛乳の組織をなるべく壊さないようにした製法の所以であり、
我が家の乳製品に共通するオリジナリティーの1つである。
妻は、思いつきバッタリの人間だ。
だから、ある日突然
「うん、金のヨーグルトだっ!決めた〜!」
夫はその時「・・・なんで〜・・」
とか、なんとか言っていたが、
とにもかくにも、コレが我が家のヨーグルトの愛称となったのだった。
そうこうしているうちに、
チーズを作り、同様に
「金のチーズ」が誕生した。
友人のアドバイスで
「商標登録」をした方が良いという事を知り、
「岩手知財総合支援窓口」のNさんを頼りつつ
この度
「金のヨーグルト」
「金のチーズ」
の2種類の商標を取ることが出来ました!
商標は小難しい所があって、
このネーミングも実際登録できるか否か五分五分だったそうだ。
奇しくも、昨年12月24日
クリスマスイブの朝、
速達便で「登録通知」が来たのでした。
まるでクリスマスプレゼントのようでした☆☆☆
「サンタさん、ありがとう・・。もとい、Nさんありがとう!」
と天に向かって感謝した三谷家でした。
4 月 27th, 2011Posted in
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今日は、ちょうど1ヶ月目である。
地球がほんのちょっと「くしゃみ」したとたん、
日常の機能がぶっ壊れた。
そして、皆で力を合わせて踏ん張った1ヶ月。
4月7日夜に、再び地球が「くしゃみ」
そしてまた、機能が停止した。
戻りつつあった「日常」が、ドジョウすくいみたいに、
手元からスルッと抜け落ちていくような
なんとも精神的に気持ち悪い感覚がありました・・・。
陸前高田市で「ワカメ漁師」を営んでいらっしゃる
臼井さんは、大好きな、大好きなご家族である。
震災後、長らく安否確認が出来ず
諦めかけたその時・・・
臼井さんから
「雅子さ〜ん、皆無事だったっけよぉ〜〜〜!!!」
と、お電話が来たのだった。
ご存知の通り、陸前高田市は壊滅的で
当然、停電しており、携帯電話の電波もストップしている。
「高い場所ならね、携帯の電波が掴めるんだっけ。
まずは、無事よ〜〜〜」
そんな会話だけ、取り急ぎ交わして
お電話を切りました。
それから1ヶ月、未だに停電中の臼井さんとは
連絡をとる術も無かったのだが、
先日偶然にも盛岡でお会いしたのだった。
臼井さんが盛岡に来ていて、
妻も盛岡に行っていて・・・偶然!!!
お元気そうなお顔と涙、涙の再会でした。
「何かお手伝い出来る事は無いですか?」
という妻からの問いに、
「大丈夫だ。全国の皆様が救援物資など沢山送って
くれてるから、困ってね〜んだっけ。
ただね、私達の所は、もうな〜んにも・・・無いっけね。
だから、盛岡さ来て、町が普通に動いているのを見ると
安心してさ、拠り所があるような気がして嬉しいんだ。
雅子さんにお願い。
金のヨーグルトがまた食べれるようになったら・・・
また食べたいから、このまま変わらないで作り続けて。
私達が今何も出来ない分、雅子さんは相変わらず頑張っていて
ほしいんだっけ。
これが、本当のお願いだ。」
海が憎いと思う時があるそうだ。
でも、これは海が悪いんじゃなくて、
人間は生命の一部に過ぎないんだと、思い直すそうだ。
私に出来る事は、地道に「日常」を取り戻して行く事だ。
真面目に働く事だ。
4 月 11th, 2011Posted in
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3月28日
牛の出産がありました。
酪農家にとって、牛の出産は
「よくある出来事」であると共に、
「あまり無い出来事」でもある
同じ出来事で同じ事象は無い。
我が家の牛舎は、牛を繋いでおくスペースが
左右10床づつ、計20床あり、
今回の母牛は、左の1番端っこ
つまり「角部屋」で出産を控えていた。
この母牛、三産目ですが、毎回「むくみ」が激しい。
オッパイなどが、ポンポンに張る系統なのだ。
巨乳なのだ。

ある日、気がついたら
母牛が両前足を投げ出して苦しそうに倒れていた。
「具合悪いんだろうか・・・?」
夫婦2人で、なんとか、かんとか
起こしてやったが、しばらくボンヤリ・・・
そのうち、モグモグと美味しそうに草を食べ始めた。
様子を見る事にしたその晩、
もしかしたら夜中に生むかもしれないと
深夜、牛舎に行って見てみて
ビックリ。
再び、両前足を投げ出してひっくり返っているではないか!!!
「一体、どうしたんだ!?原因は何だ!!
何が起こったんだ!?」
わ〜わ〜と慌てふためく三谷夫妻。
「とりあえず、起こしてあげて・・・それから、それから・・」
などと、バタバタしていたら、
その慌てっぷりに驚いた母牛が
渾身の力でドッカン、ドッカン暴れつつ自力で立ち上がったのだった。
「わ〜!!!立った、立っちゃった!!」
獣医さんを呼ぼうか否かと揉めているうちに
今度は、母牛が悠長にお食事を始めた。
なんだか、大丈夫そう・・・。
そして、三谷の不安をよそに、
翌朝、ケロッと、ペロッと元気な赤ちゃんを出産したのでした。
原因は、大きすぎるオッパイのせいで
寝起きが不得手になっていたところで、
さらに「角部屋」という悪条件。
(たいして悪条件でもないんだけどな・・・)
超巨乳のせいで、角部屋でひっくり返る羽目にあった
牛さんを見て、貧乳もいいもんだと思う今日この頃でした。
4 月 5th, 2011Posted in
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3月11日(金)
東日本大震災発生。
我が家は、岩手県内陸なので、
損壊などの被害はありませんでした。
停電でテレビが映らなかった内は
「おやおや、結構大きな地震だったよ」と
お気軽に構えておりましたが・・・。
最近になって、大変遅ればせながら
「被災者である」という自覚が沸いてきたのであります。
(軽度ではありますが・・)
東日本の多くの地域同様、
ここも物流がストップした状態で、
12日間・・。
「こんな日本初めて見た」
お店には品物が1つも無く、燃料も入って来ないので、
道路は閑散としている。
牛乳は搾っても、軽油が無いため集乳されず、
多くの酪農家は泣く泣く廃棄処分をする現状・・。
「いったい、いつになったら・・・」
みんな顔を合わせる度に呟く。
「何だか、今までが便利な世の中だったからな〜・・」
「日常」の素晴らしさを痛感している。
でも、この状況下だからこそ、
「素晴らしい事の存在」も改めて実感したのだ。
「日常」もその1つ、
そして、もう1つ。
とても多くの方々から
励ましのお電話やメールを頂いております。
皆様に気をかけてもらっているんだなって
思うと、心が温かくなりました。
本当は、お誕生日のお祝いに食べるからって
ご注文を入れてくれていたお客様に、
残念ながら当日にお届けする事が出来ませんでした。
「誕生日当日じゃなくったって、三谷さんのチーズが届いた日が
私のお誕生日です」
と言って下さいました。
「遅くなっても構わないから、復旧したら届けてね。
待ってますよ。」
というお言葉も沢山頂きました。
すごく嬉しかったです。
三谷家は、素晴らしいお客様に囲まれていたんだと
改めて実感致しております。
今回の震災で発見した事は
限りなく大切な事であることは、
間違いまりません。
3 月 23rd, 2011Posted in
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