「三陸」と呼ばれる岩手県の沿岸。ここは、暖流の黒潮と寒流の親潮がぶつかる「潮目(しおめ)」と呼ばれるスポットです。 潮目は、魚の餌となるプランクトンが大量に発生するため魚が集まる豊かな海。三陸沖合は古くから世界的な漁場として有名です。
マルコシ商店がある「普代村」は、その三陸の中でも北緯40度の北に位置しているため、「北三陸」と呼ばれています。 北の荒波でもまれた魚介類は脂肪をたっぷり蓄えるので、旨味が格別。「北三陸」は、最高の海の幸が獲れる世界有数の地域なのです。 マルコシ商店はその北三陸で揚がる海産物を自社工場で加工し、販売しています。
「ウチは、鮮度と素材の良さが自慢なの」と笑顔で明るくお話する店長・越戸秀子さん。
「素材が良いから、余計な味付けはしません。 その代わり、加工は丁寧に行います。」 魚介類の加工にとって最も大切なのは鮮度。 マルコシ商店の工場は漁場から車でわずか10分という好立地なので、その日水揚げされた新鮮な素材を いち早く加工することができます。 そして鮮度抜群の素材は、普代の海を知り尽くした職人が熟練の技で仕上げます。
加工はすべて衛生第一。 徹底的に管理された環境で行われます。 工場ではいつでもお客様に安全でおいしい商品を届けられるように、製造日管理を徹底しています。
「一番のおすすめは、3特(スリーとく)のいくらです」
マルコシ商店のイチオシは、「特」が3つ付く「3特」と呼ばれるいくら。これは、品質・評価共に最上級のいくらの証です。
「3特」が最上級の理由の1つは、銀鮭の卵のみを使用していることです。 「銀鮭」とは、産卵で川に遡上する前に沖合で獲れる若い鮭のことで、身が銀色に輝いているので「銀鮭」と呼ばれます。 産卵が近い鮭と比べて若いので、身の美味しさもさることながら、その違いが最も分かるのが卵。 川に遡上した鮭のイクラは成熟しており、玉が硬くポロポロして食べた時に口に残ってしまいます。
しかし…、若い銀鮭の卵は皮が薄くプルプル。弾ける口当たりは新鮮そのもの! 一粒口に入れた途端に、豊かな磯の香りと共に凝縮された鮭の美味しさを感じます。
マルコシ商店の3特のいくらは若い銀鮭の卵で 作られます。味付けはいくら本来の味を引き出す ため、塩分控えめ。時には「甘口」と評されること もあるほど、まろやかな味わいです。
いくらでも食べられる、マルコシ商店の小女子。 しょっぱすぎないほど良い塩味。干し具合もちょうど良く食べる手が止まりません! 北三陸産の生シラスを塩水で釜茹でしてから干します。 天日干しなので味が締まり、止まらない美味しさに 仕上がるのです。風の吹き具合・気候・乾き具合によって 仕上がりが微妙に異なるので、状態を確認して ひっくり返す・・・そのタイミングは正に経験が成せる職人技。 自然の旨味とカルシウムたっぷりの天然のおやつです!
普代・久慈といった前浜で獲れた真イカ。 特徴はなんといってもその大きさ! 40cm近くある大物揃いです。 その大ぶりな真イカを手作業で丁寧に捌いた後、塩水で洗って一夜干しに。 この真イカはシンプルに調理するのが一番美味しい。 さっとお醤油をかけて焼くと香ばしく。相性の良い マヨネーズと食べても最高! 身は肉厚で、驚くほど柔らか。独特の風味がたまりません! いか好きが認める、極上品です。
まつもの漁ができるのは1月〜6月の中でも月に数回のみ。しかも岩場から直接手で獲るという方法なので、出回る量が少ない貴重で高級な海藻です。 沿岸部の人には食べられていますが、一般的な馴染みが薄いのは希少だからです。 自然解凍してそのままお好みのドレッシングなどで食べても美味しい!凍ったまま切って味噌汁に放しても、酢の物でもOK 。下ごしらえは入りません。
最高級品といわれる普代の昆布。 その普代産昆布を食べやすく細切りにし、乾燥させたものがすき昆布です。 マルコシ商店のすき昆布は角がシャキッときちんと角ばっているのが自慢。これは、技術がないとできない技です。 普代産のすき昆布は、肉厚で外はシャキシャキとした歯ごたえがあり、中はふっくら柔らかな食感を楽しめる自慢のすき昆布です。 細くすいた良質の昆布をシート状にしたすき昆布は、ヨードをはじめ、 カルシウム・ビタミン・ミネラル・食物繊維がたっぷりで、しかも低カロリーです。ダイエットにもおすすめです。
三陸産早採りわかめをボイルしました。 「早採りわかめ」は1月から2月までの約一ケ月間程しか採れない貴重なわかめです。 わかめを立派に成長させるためには「間引き作業」が欠かせません。 「間引き作業」とは、「若い芽」のわかめ一本一本間隔を空けて丁寧に摘み取っていくことです。 この摘み取った「若い芽」のわかめを「早採りわかめ」といいます。シャキシャキした歯ごたえでミネラルもたっぷり! 袋から空けて適当な大きさにきって味噌汁に放すだけ! 磯ラーメンにいれても浜の磯の香りが楽しめます。 もちろん酢の物・サラダ・わかめのしゃぶしゃぶでポン酢で召し上がっても美味です。 そのまま切って食べるだけ! とっても簡単でヘルシーです。
ふのり(布海苔)は、一般的な乾燥のりとは見た目も異なり、プチプチした食感が何とも美味しい海藻です。 寒い冬から海の栄養分を蓄え、漁が行われる春には一番いい味に成長します。 食物繊維が豊富に含まれていて、腸内環境を整えてくれるという面でも注目を集めています。 マルコシ商店のふのりは、大き過ぎずキメ細かく、歯ごたえ・味共に良いものを厳選しています。 ラーメンやお味噌汁に入れると、ほど良く磯の風味がでて、いつもの料理のガラッと変わる、最高のアクセントになりますよ。
まがりや.net店長おススメ ! の食べ方は・・・お椀の中にねぎ・本だし・ふのり・おしょうゆを入れてお湯を注ぐと即席すまし汁の完成! プチプチとした食感が活きたままお召し上がりいただけます。 長時間煮込むとねばねばが強くなってしまい、美味しさが損なわれるのでご注意を!※現地で貝殻や石づきなど異物除去作業を行いますが、天然ものなので、どうしても混入する場合がございます。 お召し上がり前にふのりをザルに入れて水洗いしてからお使い下さい。