年間100万点もの南部鉄器をデザインから製造まで一貫生産し、 伝統工芸品としての命を守り伝えながら、 時代が求める新しい伝統の創造にも取り組んでいる。
技術の改良と斬新なデザインの開発により生み出された、 多種多様な南部鉄器製品は、近年では欧米など海外へも輸出され、 海外で南部鉄器といえば「IWACHU」として名が通るほどの南部鉄器のトップメーカーである。
岩鋳では、「焼型法」と「生型法」という2つの製法で南部鉄器の製造を行っている。
「焼型法」とは、鋳型を焼き固めて作る製法のこと。 岩鋳では、この製法で鉄瓶・茶の湯釜・花瓶などを製造している。 「焼型法」は、国から伝統技術の保存指定を受けている、伝統的な製法である。
一方、「生型法」とは、金型などを使い鋳物砂を固めたところに、そのまま鉄を流し込む方法。 「焼型法」のように鋳型を再利用できないが、作った形のままの製品に仕上がるので、寸法精度は高く、 スピード化と量産に適した技法である。 岩鋳では、鍋・置物・装飾品などを近代設備工場において「生型法」で製造している。
2つの製法で伝統を守りながらも時代のニーズに応える商品を発信し続けている。
「南部鉄器」といえば黒―。 そんな常識を覆したのも岩鋳。
レッド・イエロー・グリーン・・・ さながら野菜のように鮮やかなカラーが目を引くのは、 フライパン・シチューパン、フォンデュポットなど調理器具のシリーズ「美彩厨房」。 急須はウレタン塗装、鍋はシリコン塗装仕上げのカラフルなカラーが人気です。
また、時代にマッチする、洗練されたデザインも岩鋳商品の魅力。 急須「曳船」は、そのアートのようなデザインが高く評価され、 ニューヨーク近代美術館「MOMA」のカフェで採用されている。
もともと職人の高い技術を継承している岩鋳の南部鉄器。 デザインやカラーバリエーション等工夫を重ね、 今や世界中で日常的に愛用されている。
岩鋳の鉄急須は、内側がホーロー加工してあるものもあるので、 「南部鉄器は使ってみたいけど、お手入れが大変そう・・・」と悩んでいる 初心者さんにオススメ。 ※鉄瓶はホーロー加工をしておりません。 鉄瓶の特長は、鉄分を補給でき、お湯がまろやかになります。
鉄ケトルもフライパンもやや小ぶりの、ありそうでない調度良い大きさ。 赤・黄・緑・・・とバリエーションに富んだカラーは岩鋳ならでは。 黒以外に選べる色があるのは嬉しい限り。
作家名のついた伝統的な鉄瓶から手軽でかわいい急須、 フライパンや鍋などのキッチンウエアにアウトドアで活躍するダッチオーブン。 岩鋳ではニーズに合わせた幅広い商品が揃う。